2009年07月31日

ポトスライムの舟

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講談社より¥1365で発売中

第140回芥川賞受賞

<あらすじ>
本当に大事なことは、きっと毎日少しずつ育ってる。

お金がなくても、思いっきり無理をしなくても、夢は毎日育ててゆける。契約社員ナガセ29歳、彼女の目標は、自分の年収と同じ世界一周旅行の費用を貯めること、総額163万円。

講談社HPより引用)


現代社会を現しているお話。

内容は暗めなんだけど、関西弁でつづられていて、中和されてる感じで、そこまで重たくない印象です。

主人公ナガセとそれを取り巻く人のの日常が描かれています。
大きな事件などはなく、淡々と読み進めていけます。

リアルで、クスっと笑えて・・・。
思わずナガセを応援したくなってきちゃいまするんるん

186ページと短めなのに、さらに「十二月の窓辺」の同時収録なので、1本分はとても短いです。

もっと読んでいたいと思えたので、その短さは残念ですたらーっ(汗)
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2009年07月29日

となり町戦争

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集英社より¥500で発売中

第17回小説すばる新人賞受賞

<あらすじ>
現代的戦争の恐怖。
ある日、突然に始まった隣接する町同士の戦争。公共事業として戦争が遂行され、見えない死者は増え続ける。現代の戦争の狂気を描く傑作。

集英社HPより引用)


「失われた町」より、断然読みやすかったでするんるん

それは、主人公が私たちの気持ちを代弁してくれているから。

テーマは「見えない戦争」。

ある日、町の広報誌に、となり町との戦争が行われると掲載されていた。
始まりの日を迎えても、何も変わった様子はなかった。

だけど、広報誌に掲載される戦死者の数。
銃撃戦などの戦争ではなく、ひっそりとだけど確実に行われている戦争に、だんだんと巻き込まれていく修路。

修路にとっては、この戦争の意味も分からないまま、半ば義務的に参加させられていきます。

なぜ?どうして??と、次々に浮かんでくる疑問たち。

物語としてはすっきりしなかったです。
この作品の中での戦争に対する疑問については何の解決もしてくれませんでしたが、深い話だなぁと考えさせられました。

ほかの国や地域で起こってる戦争や紛争については、私たちも修路と同じ状況なんですよね。

巻き込まれはしないだけで、実際に起こっているんだけど、見えていない戦争。

戦死者や負傷者はニュースや新聞で報道されても、実感はわかないまま。

主人公を通して、そういうことを言いたかったんじゃないかなぁと感じました。
posted by みづき at 00:46| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月25日

コズミック 世紀末探偵神話

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講談社より¥1575で発売中

<あらすじ>
『今年、1200個の密室で、1200人が殺される。誰にも止めることはできない』――1994年が始まったまさにその瞬間前代未聞の犯罪予告状が、「密室卿」を名のる正体不明の人物によって送りつけられる。1年間――365日で1200人を殺そうと思えば、1日に最低3人は殺さねばならない。だが、1200年もの間、誰にも解かれることのなかった密室の秘密を知ると豪語する「密室卿」は、それをいともたやすく敢行し、全国で不可解な密室殺人が続発する。現場はきまって密室。被害者はそこで首を斬られて殺され、その背中には、被害者自身の血で『密室』の文字が記されている……。狙っているのは誰か?そして、狙われている者は? 日本国民1億2000万人余の全員が、被害者にも容疑者にもなりうるという未曾有のスケールを備えた密室連続殺人には、警察、そして名探偵集団・JDC(日本探偵倶楽部)の必死の捜査も通用しない。日本全土は、恐怖のどん底に叩き落とされた。……同じ頃。海を隔てたイギリスでは、前世紀の悪夢が蘇っていた。かの切り裂きジャックの後継者を自称する者によって引き起こされた連続切り裂き殺人――それは、その猟奇性と不可解性において、日本の密室連続殺人に勝るとも劣らぬものだった。JDCきっての天才・九十九十九(つくもじゅうく)は、日英両国の怪事件を詳細に検討した結果、1200年間解かれることのなかった密室の秘密と、106年間謎のままだった切り裂き殺人の秘密は、同一の根を有すると看破する。同一の根――それは、世界の秘密。自らの人生観をも根底から覆しかねない大いなる神秘に、名探偵をも超越したメタ探偵・九十九十九が挑む!
講談社HPより引用)


私にとって清涼院作品は「全日本じゃんけんトーナメント」に続き2作目です。

こんなあらすじを知ったら、結末が気になるじゃないですかっどんっ(衝撃)

・・・ということで、読んでみましたが、まずこの分厚さもうやだ〜(悲しい顔)
710ページあるうえに、1ページに上下段あります爆弾
なんという大作。
読むのにかなり時間かかりました。

なのに、なのに・・・。
引っ張りに引っ張って、「最後のオチ、それかよ〜」と、つい情けない声を出しそうになってしまいますたらーっ(汗)

くだらない・・・。

ミステリーという割には、フェアじゃない気がします。
読み手にもきちんと正確な情報がもらえないと、推理できませんパンチ
まぁ、こんな事件だと推理なんて出来たもんじゃないですがあせあせ(飛び散る汗)

清涼院さんはコアな人にしか好かれない、好き嫌いの分かれるタイプの作家さんだと思います。

この独特な世界観。
私にはもうついていけません。

いまさらですが、メフィストものは私には合わないことがはっきりと分かりましたバッド(下向き矢印)
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2009年07月21日

償い

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幻冬舎より¥680で発売中

<あらすじ>
医師からホームレスになった日高は、流れ着いた郊外の街で、連続殺人事件を調べることになる。そしてかつて、自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑うが……。感動の長篇ミステリ。
幻冬舎HPより引用)


こちらは、以前から本屋で平積みされていて、店員さんおすすめのPOPがあって、非常に気になっていましたるんるん

しかも帯には「人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのですか?」の文字。

気になる〜exclamation

とは思いつつも、中身が重たそうなだけになかなか読む気がしなかったのですが、こちらもたまたま家にあり、チャンスと思い読みました。

ん〜。
はっきり言うと、期待していたほどじゃなかったですあせあせ(飛び散る汗)

ミステリー要素も含まれていますが、弱すぎますたらーっ(汗)
ちりばめられたものすべてが事件に関係していて、余分なものがなさすぎ。
もっと読者を惑わしてくれないと・・・。

かといって、タイトルのような「償い」について、かかれているわけでもなく。

自分が助けた1つの命が、他の命を奪う殺人鬼だとしたら、自分は救うべきではなかったのではないか?、自分が行った行為は過ちだったのか?と日高は葛藤し続けます。

でも、医者って、命を救うのが使命なんじゃないの?
たとえ、目の前で瀕死の重体に陥っている凶悪犯がいても、助けるもんでしょ?、と思ってしまって、なかなか日高に感情移入できませんでした。

倫理観の違いでしょうかあせあせ(飛び散る汗)
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2009年07月20日

ナイチンゲールの沈黙

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宝島社より¥1680で発売中

<あらすじ>
東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。
その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく……。

宝島社HPより引用)


「チーム・バチスタの栄光」に続く第2弾です。

白鳥があまり好きじゃないので進んで読む気はなかったのですが、こちらも家にあったので読んでみました。

バチスタに比べて医療ミステリー色は弱くなっていますあせあせ(飛び散る汗)
だって、今回は患者が亡くなったわけではないしねたらーっ(汗)

それにしても、なぜ、評価が高い?

私には意味不明でしたバッド(下向き矢印)

医療と歌の関係って??

「ジェネラル・ルージュの凱旋」も読もうかと思ったけど、タイミングを逃したので、このシリーズはもういいかなぁと。

「ジェネラル〜」は映画化されてるので、速水先生目当てに見ようかな?
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2009年07月18日

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

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原題:TROPIC THUNDER

角川エンタテインメントより¥4179で発売中

2008年度作品/アメリカ

<監督>
ベン・スティラー

<脚本>
ベン・スティラー
ジャスティン・セロー
イータン・コーエン

<出演>
ベン・スティラー
ジャック・ブラック
ロバート・ダウニー・Jr (「アイアンマン」
ブランドン・T・ジャクソン
ジェイ・バルチェル
ダニー・マクブライド
スティーヴ・クーガン(「マリー・アントワネット」
ビル・ヘイダー
ニック・ノルティ
ブランドン・スー・フー
レジー・リー(「ワイルド・スピード」
マリア・メノウノス
タイラ・バンクス
クリスティーンテイラー
マシュー・マコノヒー
トム・クルーズ(「M:i:III」など)
ジョン・ヴォイト(「トランスフォーマー」など)
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット(「ガーフィールド2」「ガーフィールド」
ジェイソン・ベイトマン
ランス・ベース
アリシア・シルヴァーストーン
トビー・マグワイア(「スパイダーマン2」など)
エイミー・スティラー

<あらすじ>
個性的な役者たちが出演する、映画「トロピック・サンダー」を撮影中のクルーは、クランクイン5日目にして、予算オーバーに陥ってしまう。
何としてでも撮影を続けたい監督は、キャストたちを本物のジャングルにつれていき、その様子を撮ろうと試みる。
しかし、彼らが連れ立って入って行ったジャングルは、麻薬組織が支配していたのだった・・・。

<おすすめ度>
★★☆☆☆


ベン・スティラー監督作が笑えないわけはないexclamation
と思いつつ見たのですが、笑いだけで妥協していなくて、結構リアルな作りになってます。

戦場シーンもなまめかしかったり。
グロテスクなシーンもあります・・・。

笑ったり、引いたりを繰り返しながら見たって感じでしょうか?

結局見終わった後は、何も残らなかったんですけどたらーっ(汗)

最後のエンドロールだけは見ものでするんるん
posted by みづき at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月11日

アメリカを売った男

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原題:BREACH

20世紀FOX社より¥3990で発売中

2007年度作品/アメリカ

<出演>
クリス・クーパー
ライアン・フィリップ
ローラ・リニー
デニス・ヘイスバート
カロリン・ダヴァーナス
ゲイリー・コール
キャスリーン・クインラン
ブルース・デイヴィソン

<あらすじ>
FBI捜査官のオニールは、ある日上司のバロウズに呼ばれ、新たな任務を命令される。
新設される情報管理部への移動だったが、本当の任務はそこで共に働くハンセンの行動監視だった・・・。

<おすすめ度>
★★☆☆☆


結構評価高いのですが、私には少し退屈に思えましたバッド(下向き矢印)

スパイ映画です。
しかも事実を元に作られています目

なので、事実を言ってしまいますが、ハンセンは20年以上にわたって、自国アメリカの国家機密をKGBに売り渡していました。
その容疑が掛かって、内偵を任されるオニール。

ハンセンが逮捕されるまでの2ヶ月のお話です。

スパイ映画ですが、アクションやスパイの極秘任務などは全くありません手(パー)

結末は分かっているので、2人の心理戦に重きをおいて描かれています。

スパイって、昔の話とか、ドラマや映画の中だけのお話だと思っていたら、この事件は、2001年に起こったものどんっ(衝撃)
つい最近なんですよねたらーっ(汗)
それにも驚きですexclamation

スパイってこんなに地味なら、案外身近にいたりして・・・。
posted by みづき at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

阪急電車

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幻冬舎より¥1470で発売中

<あらすじ>
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。


たまたま家にあったので読んでみました。
気になっていたので、ちょうどいいタイミングでしたるんるん

ほんのわずかな時間の車内や駅での出来事が連作短編で描かれています。
それも、どれも少しづつリンクしていて、それを探すのが楽しくもありました。

それに、折り返しがあり、その後の彼らの様子も描かれています。
新しい作りです。
それも、この阪急電車を題材にしているからこそできるものだと思います。

阪急電車ではないですが、毎日電車に乗ってますが、こんな出会いは・・・ないexclamationどんっ(衝撃)

とっても読みやすく、どれも心温まるお話でした揺れるハート

ローカル線らしく、ほのぼのとしたお話です。
posted by みづき at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

ゴールデンスランバー A MEMORY

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新潮社より¥1680で発売中

第21回山本周五郎賞受賞
第5回本屋大賞受賞


<あらすじ>
冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

新潮社HPより引用)


映画化も決まったこの作品。
どんなふうに描かれるのか楽しみでもあります揺れるハート

今まで読んできた伊坂作品でも好きなほうでするんるん

508ページと長めなのですが、終始手に汗握る展開にハラハラドキドキしながら読みました。

いろいろなところに仕掛けられている伏線。
確かめるために戻ったりしながら、結構時間をかけながら読みました。

う〜ん・・・。
結果としてはすっきりしないのかもしれないたらーっ(汗)
どんでんがえしやトリックがあるわけでもなく、ただ一言でいえば主人公の青柳の逃亡劇。

なのにこの完成度。
濃い中身に圧倒されますexclamation

テーマは信頼。

私が青柳ならこんな逃げれません。

あぁ、読んで警察が信じられなくなってきた(笑)

特に好きなのが青柳の両親。
たまに出てくるエピソードが緊迫した逃亡劇の中で、ホッと一息入れさせてくれますわーい(嬉しい顔)

「痴漢は死ね」
大好きです(笑)
posted by みづき at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

ブラックサイト

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原題:UNTRACEABLE

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより¥3990で発売中

2008年度作品/アメリカ

<出演>
ダイアン・レイン(「運命の女」など)
ビリー・バーク
コリン・ハンクス
ジョセフ・クロス
メアリー・ベス・ハート
ピーター・ルイス
タイロン・ジョルダーノ
パーラ・ヘイニー=ジャーディン
ティム・デザーン
クリス・カズンズ(「ホワイト・ライズ」

<あらすじ>
FBIのサイバー捜査官のジェニファーは、ネット犯罪の取り締まりを担当していた。
ある日、インターネット上にあるサイトがあらわれる。
そこには、誘拐された男が映し出されていて、サイトのアクセス数によって、じわじわと死へと至らしめていく様子が流されているのだった・・・。

<おすすめ度>
★★★☆☆


人の好奇心によって人が殺されていく・・・。
その設定は面白いと思いますexclamation

ただ、視点はあくまでFBI捜査官なので、視聴者側の視線からは描かれていません。
まぁ、サスペンスなので仕方ないかたらーっ(汗)

途中、残虐なシーンもあって、直視できないこともありました。

全体としては、話の展開がこじんまりとしすぎてるかなexclamation&question
もっと猟奇殺人のようなものを想像していたので。
それだったら、残虐さの必要性や公開殺人の意味も理解できるんだけどあせあせ(飛び散る汗)

もっと、おもしろく作れたんじゃないかなぁと思ってしまいますふらふら
posted by みづき at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする