2017年03月21日

王妃の館(上)

4-08-747707-X[1].jpg

集英社より¥734で発売中

<あらすじ>
思いっきり笑えて泣ける、人情巨編!
150万円の贅沢三昧ツアーと、19万8千円の格安ツアー。対照的な二つのツアー客を、パリの超高級ホテルに同宿させる!? 倒産寸前の旅行会社が企てた、“料金二重取りツアー”のゆくえは…。

集英社HPより引用)


意外なことに初浅田作品でしょうか?
もはや記憶がありません。

裏表紙には、
パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて……。ぶっちぎりの笑いと涙満載の傑作人情巨編。
とあります。

映画化されたようで、帯には出演者と関係図が写真入りで紹介されていたので、たくさんのキャラがいますけど、想像しながら読めたのでわりと頭に入ってきやすかったです。

タイトルからしてお堅そうなお話しを想像しますが、中身は真逆でドタバタコメディ(笑)

〇〇〇くらぶのような自転車操業の旅行代理店が考え出した苦肉の策は、一つの部屋を二つのツアーで共有するダブルブッキングツアー。
けれど、一旦現金を集めたところで来月にはこのツアーの支払いが待っているので、結局この代理店がつぶれるのは時間の問題という点が一つ。
それに、ネガツアーもポジツアーもこの料金なら安いのでは?と、いきなり物語に水を差すような疑問を浮かべながら読み始めました。

でも、問題はツアー内容じゃなかった(笑)

それをはるかに凌駕する一癖も二癖もあるツアー参加者たち。
それに、ルイ14世の物語まで絡んできて、ドタバタさは上巻からMAXに。

唯一のまともなキャラは、ネガツアーの添乗員の戸川だけ。
なのに、役に立たない〜(笑)

映画もですが、宝塚でも演じられた演目と知って、宝塚デビューしたくなりました
posted by みづき at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

名もなき毒

img_29509d4ff7d035ecadc84685974b7a33346322[1].jpg

文芸春秋より¥918で発売中

第41回吉川英治文学賞受賞

<あらすじ>
世界は毒に満ちている。かくも無力な私たちの中にさえ

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。解説・杉江松恋

文芸春秋HPより引用)


宮部作品がここ最近多くなっていますが、読む順番を間違えました
こちらは、杉村三郎シリーズの2作目だそうです。
ストーリー自体に前作からの影響はほぼないので、問題なく読み進められました。

主人公の杉村三郎は大企業の娘との結婚で逆玉にのるも、まったく野心のない人畜無害な男。
人当たりも良くお人好しな主人公が周囲の事件に巻き込まれて行くお話。

以前にドラマ化され、小泉孝太郎さんが三郎役だったと聞き納得(笑)

三郎の職場で問題を起こすのが、アルバイトの原田いずみ。
ただ、こういう人いるよね〜。

毒は目に見えないからこそ、自分自身が侵されていても気付かないのかもしれません。
原田いずみだって、自分の振る舞いの原因が何かもわからず、衝動的な行動なんだと思います。

非常にリアリティのある作品で面白かったです。

取りあえず、第一作目から読んでみます。
posted by みづき at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

きみがくれた物語

dvd01_b[1].jpg

原題:THE CHOICE

アメイジングD.C.より¥4104で発売中

2016年度作品/アメリカ

<監督>
ロス・カッツ

<原作>
ニコラス・スパークス

<出演>
ベンジャミン・ウォーカー
テリーサ・パーマー(「X−ミッション」など)
マギー・グレイス
アレクサンドラ・ダダリオ(「カリフォルニア・ダウン」)
トム・ウェリング
トム・ウィルキンソン

<あらすじ>
幸せを切り裂く過酷な運命。
愛を貫くための、人生最大の『選択』とは―?

ノースカロライナ州の海沿いにある小さな町で運命的な出会いを果たして結ばれた、トラヴィスとギャビー。二児を授かり幸せな家庭を営む二人だったが、久しぶりのデートの約束にトラヴィスが遅れた日、ギャビーが交通事故にあってしまう。自責の念に駆られるトラヴィスは、目を覚まさないギャビーを前に「真実の愛のために人はどこまでできるのか」と何度も自問する。選択肢は白か黒か、二つしかない。トラヴィスには人生でもっとも重い、究極の選択が求められていた…。

アメイジングD.C.HPより引用)

<おすすめ度>
★★☆☆☆


「きみに読む物語」と同じ原作者ということで気になって観ました。
が、邦題からして寄せに行ってるし、「きみに読む物語」のほうが断然良かったし、内容もあらすじとは少し違う気が・・・。

運命的な出会いをして結ばれたように書かれていますが、結構恋愛部分に時間を割いていて事故からのほうがあっさりしています。

そもそもトラヴィスの「選択」がクライマックスではなかったです。

結末にはいろいろな捉え方があるんですね。
私はそのまま深読みせず額面通りに受け取ってしまいました。

原作ではどのように描かれているのでしょう?

私には王道なラブストーリーでした。
posted by みづき at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

精霊の守り人

130272_l[1].jpg

新潮社より¥637で発売中

<あらすじ>
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。
新潮社HPより引用)


ついにこのシリーズに手を出してしまいました。

綾瀬はるかちゃん主演でドラマ化されるのは知っていたのですが、放送には間に合わず観れませんでした。
いつか再放送されることを願いつつ・・・。

ファンタジーものなのはあまり読まないのですが、これは作者が児童文学者ということもあり、非常に分かりやすく書かれていて大人でも楽しめる作品でした。
そもそもあとがきで子供向けに書かれたことを知りました。
それくらい違和感はなかったです。

いろんな国の名前や文化などは出てきますが、しっかりとした世界観が作られた中でのお話しなので、まったく展開もぶれず混乱なく最後まで楽しめました。

妙齢の女性が主人公というのも珍しいのかも。
用心棒としての強さを持ち合わせながら、繊細さや優しさもあり、無敵すぎないところがちょうどいいです。

バルサの成長が楽しみなので、もちろん2作目も読みます
が、積読本が多いので、いつになるのか分かりませんが。
posted by みづき at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする