2014年08月09日

奇想、天を動かす

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光文社より¥720で発売中

<あらすじ>
主婦を刺殺し逮捕された浮浪者の老人は、なぜか完全黙秘。吉敷は捜査の結果、巨大な犯罪の構図を突きとめた―。壮大なトリックを駆使した傑作。(解説・司 凍季)
光文社HPより引用)


吉敷竹史シリーズJとなってますが、吉敷さんはお初にお目にかかります。
初めまして、こんにちは。

このあらすじだと、たいして面白みが伝わりませんね。
ってか、主婦じゃないし。

裏表紙には・・・
「浅草で老人が、消費税十二円を請求されたことに腹を立て、女性店主をナイフで刺殺した。だが老人は氏名すら名乗らずに完全黙秘を続けている。この裏には何かがある!?警視庁捜査一課の吉敷竹史は、懸命な捜査の結果、ついに過去数十年に及ぶ巨大な犯罪の構図を突き止めた!壮大なトリックを駆使し、本格推理と社会派推理とを見事に融合させた傑作!」とあります。

若干ネタバレ感も否めないのですが・・・。

間取ったくらいにできないものでしょうか?

消費税12円とあるように、これは1989年に時発表されたもの。
消費税が施行された年です。

不思議なお話と現在の事件とを織り交ぜながら物語は進んでいきます。

構成が絶妙です。

老人が女店主を殺したことには変わりありません。
ですが、すべてを知った時、見方がガラッと変わります。

最後は電車の中で読み終えましたが、思わず泣いてしまいました。
必死にこらえましたが、無理でした。
家で一人だと号泣したことでしょう。

読後感はスカッとすることはできません。
重い鉛のようなものが心の中にあります。

ですが、私たちはこれをしっかりと受け止めなくてはいけません。
posted by みづき at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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