2016年06月06日

十二単を着た悪魔 源氏物語異聞

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幻冬舎より¥831で発売中

<あらすじ>
59もの会社から内定が出ぬまま大学を卒業した二流男の伊藤雷。それに比べ、弟は頭脳も容姿も超一流。ある日突然、『源氏物語』の世界にトリップしてしまった雷は、皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮に出会う。一宮の弟こそが、全てが超一流の光源氏。雷は一宮に自分を重ね、光源氏を敵視する弘徽殿女御と手を組み暗躍を始めるが…。エンタメ超大作!!
(裏表紙より引用)


源氏物語を読んでいるとより一層楽しめるお話しです。

タイムスリップした先が平安時代ではなく、源氏物語の世界という面白いシチュエーション。
源氏物語の中でも脇役で終わっている弘徽殿女御にスポットを充てていて、新しい切り口で描く源氏物語。

弘徽殿女御が生まれてくる時代を間違えたできる女風に描かれています。
そういう解釈もあるのかと面白く読み進めました。

ただ、製薬会社が源氏物語の世界観をイメージしたイベントで配られる源氏物語のあらすじ集が詳しすぎることが気になります。

源氏物語の世界にタイムスリップした雷が頼りにするのが、そのあらすじ集。
あらすじを読んでこれから先に起こることを予想し、パーソナル陰陽師として弘徽殿女御に仕えるのですが、それはあらすじではなく源氏物語本編ではないかい?と突っ込みたくなるくらい。

そんなコンプレックスを抱えていた雷も途中からは自分の意志で生きていこうとしていく姿はたくましいです。

雷の若者言葉には違和感を覚えましたが(笑)、敬語すら使えなかった雷が、いつの間にか人を見定めて平安の世を渡り歩くようになれるんですね。
やっぱり環境が人を変えるんだとつくづく感じました。

そして、結末へ・・・。
私ならうれしさよりも、「マジか?!( ̄д ̄)」という感想が先に浮かびました(笑)
もう十分生きましたよ。

527ページと長めのお話しですが、一気に読めてしまいます。
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posted by みづき at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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