2016年12月10日

屍鬼(一)

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新潮社より¥810で発売中

<あらすじ>
人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも……。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。
新潮社HPより引用)


初読みの作家さんです。

本は小野不由美しか読まないという人がいたので、どんな作家さんなのか期待していました。
先日見た「残穢」も原作はこの作家さんですね。
いきなりこれに手を出したのは間違いかもしれません。
お、重い・・・。

五巻もあるのに、なかなか読み進めることができません。

特に所々に出てくる静信の小説が読みづらい・・・。
その世界観がわかりづらかったです。

先にあらすじを知ってるせいか、物語が進むのが遅い気がします。
その分、くどいくらいに閉ざされた村の様子が手に取るようにわかるまでになりました。
きっと今でも田舎のほうにいくと、そういう村はまだ残ってるかと思います。

登場人物が多く、しかも親戚関係が多いので、追うので必死です。
相関図作ってほしいくらいです。
あと、村の地図も。

取りあえず一巻は序章ってところですね。
本格的には二巻以降かと思います。
posted by みづき at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

流星ワゴン

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講談社より¥788で発売中

<あらすじ>
38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。
僕らは、友達になれるだろうか?

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

講談社HPより引用)


以前から気になっていた作品です。
ようやく読めました。

よくあるタイムスリップものとは異なります。
過去に戻ることはできても、過去を変えることはできない。
結局は現実を生きるしかありません。

チュウさんの武骨な生き方もかっこよかったです。
ラストのお別れのシーンでは涙が止まりませんでした。

シリアスなお話しですが、橋本親子の存在やコミカルな会話で和ませてくれます。

どんな辛い現実でも、生きている限り希望はあります。
辛い局面にぶち当たっても、「死んだっていいや。」じゃなくて、「生きてみてもいいかな。」と思うようにします。
要は気の持ちよう。
posted by みづき at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月07日

疫病神

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新潮社より¥767で発売中

<あらすじ>
建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の〈相棒〉は、一筋縄でいく男ではなかった――。関西を舞台に、欲望と暴力が蠢く世界を描く、圧倒的長編エンターテインメント!
新潮社HPより引用)


初読みの作家さんです。

思いっきりのハードボイルド。
舞台が若干土地勘あるだけにリアルです(笑)

登場人物は多いし、しかも全員悪党!
つながりも複雑だしで読み進めるのに時間がかかりました。
途中、相関図が出てきたのでだいぶ助かりました。
裏の関係性もあり、大人の世界は複雑なんだなぁと思いました(笑)

駆け引きなど手に汗握る展開が盛りだくさんです。

シリーズの一作目だそうです。

カタギの二宮さんが桑原さんに触発されて、どんどんおかしくなっていくさまが面白かったです(笑)
桑原さんのおとぼけキャラも素敵でした。

二作目も読んでみようと思います。
posted by みづき at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

ブレイブ・ストーリー(下)

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角川書店より¥761で発売中

<あらすじ>
ちはだかる困難を前に、ワタルの願いは叶うのか? 大感動のフィナーレ!

勇者の剣の鍔に収めるべき5つの宝玉を獲得しながら、ミーナやキ・キーマと「運命の塔」をめざすワタル。ミツルの行方と幻界の未来は? 大感動のフィナーレ。

角川書店HPより引用)


ついに最終巻です。

裏表紙には、
天空を翔るファイアドラゴン、ジョゾの背に乗って北の帝国に向かうワタルたち。目指すは皇都ソレブリアにそびえる運命の塔。が、うちつづく闘いに傷つき、命を失う仲間もあらわれ…。ミツルとの死闘を制し、ワタルは女神と出会うことができるのか? 現世の幸福と幻界の未来。最後に選ぶべきワタルのほんとうの願いとは――。運命に挑んだ少年の壮大なる旅を描いて、勇気と感動の涙をもたらす記念碑的超大作、ついに完結!
とあります。

小学生の冒険譚にしてはスケールが大きすぎますが、子供ゆえの純粋さを持って真摯に立ち向かう姿は胸を打たれます。

運命は誰かの手によって変えてもらうのではなく、自分の手で切り開いていくものを知ったワタルは、冒険前とは比べ物にならないほど成長していました。
彼が歩んでいく未来で困難な場面に直面しても、きっと乗り越えていくのだろうと確信できる終わり方でとてもすがすがしい読後感でした。

上巻は読み進めるのに時間がかかりましたが、中巻からは一気にアクセルがかかってあっという間に読めました。

元気でね、ワタル。
posted by みづき at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月14日

ブレイブ・ストーリー(中)

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角川書店より¥821で発売中

<あらすじ>
広大な異世界、幻界でワタルを待ち受けていたのは何か? 大冒険スタート!

幽霊ビルの扉の向こうに広がる異世界――幻界。そこでワタルを待ち受けていたのは、さまざまな怪物と厳しい自然。仲間とともに困難を克服しながら、ワタルは旅を続ける!

角川書店HPより引用)


まさかの3巻ものだとは知らず(笑)、しかも気付いた時には在庫切れという事態を経て、ようやく中巻読み終わりました。

裏表紙には、
僕は運命を変えてみせる―。
剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!
とあります。

いよいよ仲間を得たワタルが幻界での冒険をスタートさせます。
ブランクは開いていましたが、すんなりと世界観に入り込むことができました。

ファンタジーって・・・と敬遠していた作品だったのですが、読むとはまりますね。
大人でも楽しめます。

中巻はまさにファンタジー一色。
幻界でのワタルの活躍が中心になります。

ワタルの成長が自分の子供のことのようにうれしく思います。
子供いないけど(笑)

ワタルが直面する幻界での問題は現実社会とリンクしていて、それを小学生のワタルが背負うにはとても重すぎるのですが、しっかりと真正面から受け止め取り組んでいこうとする姿には胸を熱くさせられます。

さぁ、いざ下巻へ
posted by みづき at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月03日

植物図鑑

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幻冬舎より¥740で発売中

<あらすじ>
よかったら俺を拾ってくれませんか──。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の植物オタクで、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。
幻冬舎HPより引用)


有川作品です。

「レディ・ジョーカー」からの反動か一気読みしました。

「女の恋は上書き式、男の恋は保存式。」

思わずうんうんと納得して、気付けばドハマりしました(笑)
まるで少女漫画のような小説です。
思わずニヤニヤすることも何度もありました。

ひょんなことから同居生活を送ることになった樹とさかやの恋愛小説です。

カラーで出てくる植物の写真が載っているので、観ながら読めるのもありがたいです。
名前を知らなくても見たことのある植物や初見の植物など、さやか同様に勉強になります。

そして出てくる料理のおいしそうなこと
食べたくなります。

延々と読んでいたい作品でした。

今年映画化もされたのですが、キャストは私のイメージとは異なってました。
樹は岩ちゃんではないし、さやかもねぇ・・・。
向井理とガッキーってところでしょうか?

あ〜、私もこんなイケメン拾いたいな(爆)
posted by みづき at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

レディ・ジョーカー(下)

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新潮社より¥724で発売中

<あらすじ>
消エルコトニシタ……。レディ・ジョーカーからの手紙が新聞社に届く。しかし、平穏は訪れなかった。新たなターゲットへの攻撃が始まり、血色に染められた麦酒が再び出現する。苦悩に耐えかねた日之出ビール取締役、禁忌に触れた記者らが、我々の世界から姿を消してゆく。事件は、人びとの運命を様々な色彩に塗り替えた。激浪の果て、刑事・合田雄一郎と男たちが流れ着いた、最終地点。
新潮社HPより引用)


やっと完結編です。
長かった〜。

事件の経過からして、決してハッピーエンドで終わることはないと思っていましたが、こんな形で結末を迎えるとは、当事者の誰一人として予想していなかったでしょうね。
消化不良です。
あるのは達成感のみ。

誘拐事件をめぐる警察、それを追う新聞社と犯人という単なる構図ではなく、それと取り巻く社会全体にまで幅を広げた人間小説でしたね。

1番驚かされたのは、合田と加納の関係。
思わず読む手が止まりました。
そんな展開ありですか?

それにしても、この男臭い作品を女性が書き上げたことが素晴らしいですね。
posted by みづき at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月14日

レディ・ジョーカー(中)

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新潮社より¥853で発売中

<あらすじ>
城山は、五十六時間ぶりに解放された。だが、その眼は鉛色に沈んだままだ。レディ・ジョーカーを名乗る犯行グループが三百五十万キロリットルのビールを“人質”に取っているのだ。裏取引を懸念する捜査一課長に送り込まれた合田は、城山社長に影のごとく付き従う。事件が加速してゆく中、ふたりの新聞記者は二匹の猟犬と化して苦い臭跡を追う。――カオスに渦巻く男たちの思念。
新潮社HPより引用)


なんとか中巻も読み終えました。
やはりペースが悪くなりますね。

中巻では、ついに犯人たちが動き出します。
ですが、終始視点は警察と企業側ばかりで、上巻とは打って変わって犯人側の行動や心理は全く描かれていません。

相変わらず男臭いです。
というか、出てくる人物の9割は男性ですけど。

そもそも、人種差別を発端に20億を支払うものなのかが疑問です。
そこまで大企業を揺らがすような大問題なんでしょうか?
当然、人種差別はあってはならないし、それを発端に2人の人が亡くなっていて、企業の対応に誤りがあったことは確かですが、警察まで裏切って裏取引するようなことには思えなくなりました。

城山の社長としての能力の高さは認めますし、仕事人としての好感は持てるのですが、どうも城山のエゴが招いた事件という印象がぬぐえないです。

小さな火種でも、対処方を誤ると取り返しのつかないことになるんだなぁと思わずにはいられません。

事件が動き出したことで、スピード感は出てきました。
警察の動き、それを追う新聞社、読めない犯人の動き。

警察も犯人の目星がついているようで、それが最終巻でどんな結末を迎えるのか楽しみです。
posted by みづき at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

レディ・ジョーカー(上)

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新潮社より¥810で発売中

<あらすじ>
空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。未曾有の犯罪の前奏曲が響く――。その夜、合田警部補は日之出ビール社長・城山の誘拐を知る。彼の一報により、警視庁という名の冷たい機械が動き始めた。事件に昏い興奮を覚えた新聞記者たち。巨大企業は闇に浸食されているのだ。ジャンルを超え屹立する、唯一無二の長篇小説。毎日出版文化賞受賞作。
新潮社HPより引用)


昔に映画化されたのを観ましたが、イマイチ面白くなかった記憶があります。

高村作品も過去に読みましたが、ド派手な演出よりも心理戦を描く作家さんという印象が強いです。
決して読みやすくはないです。

上巻では、とある大企業の内情と競馬仲間が企業からお金を奪おうとする話を中心に描かれています。

大企業の社長というものは、こんなにも駆け引きの必要な仕事が多いのかと、読んでいるだけでその疲労が伝わってきます。

そして、事件を追う新聞記者サイドからの視線も物語を面白く盛り上げてくれます。

警察、企業、新聞社の各攻防戦も臨場感があって面白いです。

複雑に事件が絡み合っていて、なかなか読むペースが上がらなくて投げ出したくもなりますが、結末が知りたい一心で読んでいます。

自分の知らない世界のことなので、勉強になります。
posted by みづき at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月12日

レベル7

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新潮社より¥1069で発売中

<あらすじ>
レベル7まで行ったら戻れない――謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。ミステリー・サスペンスの最高峰、著者初期の傑作。
新潮社HPより引用)


以前から気になっていた作品で、ようやっと読むことができました。

まさに「レベル7」とは何ぞや?というお話し。
ブレイブストーリーの様なRPGのお話しかと思いきや、全く違いました。

失踪した女子高生を探すカウンセラーと、見知らぬ部屋で目覚めた男女。
この全く関係ないはずの二組が、やがて交錯していきます。

すべては4日間の出来事だったんですね。
767ページと長編ではありますが、一気に引き込まれて読めてしまいました。

女子高生の足跡をたどっていく様や、男女がだんだんと自分自身を取り戻していく様は、まさにジグソーパズルのピースを1つ1つ組み合わせていく様でした。
そして出来上がったものには、大変恐ろしい真実が隠されていました。

先を読むことよりも、ただただ次の展開が気になりました。

うまく行きすぎなのでは?と思いましたが、それも結局すべて最後には回収された伏線だったんですね。
お見事でした。
posted by みづき at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月13日

きらきらひかる

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新潮社より¥497で発売中

第2回紫式部文学賞受賞

<あらすじ>
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが……。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは? 傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。
新潮社HPより引用)


超がつくほどの名作。
25年も前の作品なんですね。
けど、その奇抜な設定のせいか、なぜか今まで敬遠してました。

209ページと数時間で読めてしまう短さ。

読んだらこれが面白い。
とても優しい愛に包まれたお話です。

恋愛小説ではないのに純愛小説です。
いつまでも睦月と笑子を見ていたくて、終わってほしくなかったです。

今にも崩れそうなギリギリのバランスで成り立っている関係。

こんな形の夫婦がいても全然おかしくないと思うんですけどね。
夫婦の形も愛の形も人それぞれ。
posted by みづき at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月08日

魔術はささやく

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新潮社より¥767で発売中

第2回日本推理サスペンス大賞受賞

<あらすじ>
それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。
新潮社HPより引用)


宮部さんの初期の作品です。

全く古臭さを感じさせません。
現代にも通じる闇の部分を描きだしています。

事件の行方も気になるし、守の過去も気になるし・・・と思っていたら、最後に見事に回収されました。
想像していた内容と違っていたので、いい意味で裏切られました。

こういうトリックが使えるのかは謎ですが、恐ろしい事件ですね。

いろんな憎しみが出てくる中、守の同級生のあねごはいいキャラしてますね。
posted by みづき at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月30日

三匹のおっさん

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文芸春秋より¥750で発売中

<あらすじ>
おっさん自警団、ご町内の悪を斬る!

還暦くらいでジジイの箱に蹴りこまれてたまるか! 武闘派2名と頭脳派1名のかつての悪ガキが自警団を結成。痛快冒険活劇です

還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る! その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響を与え……。痛快活劇シリーズ始動! 紹介・児玉清、解説・中江有里

文芸春秋HPより引用)


最近よく読んでる有川作品です。

自警団というのがちょうどいいですね。
悪を完全成敗するのではなく、自分たちのテリトリーから悪を守る三人のおっさんたち。
最強です。

連作短編集のように、各章で1つの事件を解決していきます。
事件にもひねりがあって面白いです。

ただ、ちょっと気になったのがキヨの孫の祐希の話し方。
反抗期なので根っからの悪ではないんだけど、言葉遣いなどが気になり、今時こんな子どもっている?なんて思ったり。
有川さんはいい人を描く天才なのですが、悪い人はちょっと苦手なんですかね?

お話の中で好きなのは三話のシゲさんの奥さんのお話。
結婚詐欺にひっかかりそうになるを止めるシゲさんがかっこよすぎです。
決して奥さんも気付つけずに解決させるなんて。
奥さんもシゲさんのこと見直したはずです。
posted by みづき at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月06日

十二単を着た悪魔 源氏物語異聞

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幻冬舎より¥831で発売中

<あらすじ>
59もの会社から内定が出ぬまま大学を卒業した二流男の伊藤雷。それに比べ、弟は頭脳も容姿も超一流。ある日突然、『源氏物語』の世界にトリップしてしまった雷は、皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮に出会う。一宮の弟こそが、全てが超一流の光源氏。雷は一宮に自分を重ね、光源氏を敵視する弘徽殿女御と手を組み暗躍を始めるが…。エンタメ超大作!!
(裏表紙より引用)


源氏物語を読んでいるとより一層楽しめるお話しです。

タイムスリップした先が平安時代ではなく、源氏物語の世界という面白いシチュエーション。
源氏物語の中でも脇役で終わっている弘徽殿女御にスポットを充てていて、新しい切り口で描く源氏物語。

弘徽殿女御が生まれてくる時代を間違えたできる女風に描かれています。
そういう解釈もあるのかと面白く読み進めました。

ただ、製薬会社が源氏物語の世界観をイメージしたイベントで配られる源氏物語のあらすじ集が詳しすぎることが気になります。

源氏物語の世界にタイムスリップした雷が頼りにするのが、そのあらすじ集。
あらすじを読んでこれから先に起こることを予想し、パーソナル陰陽師として弘徽殿女御に仕えるのですが、それはあらすじではなく源氏物語本編ではないかい?と突っ込みたくなるくらい。

そんなコンプレックスを抱えていた雷も途中からは自分の意志で生きていこうとしていく姿はたくましいです。

雷の若者言葉には違和感を覚えましたが(笑)、敬語すら使えなかった雷が、いつの間にか人を見定めて平安の世を渡り歩くようになれるんですね。
やっぱり環境が人を変えるんだとつくづく感じました。

そして、結末へ・・・。
私ならうれしさよりも、「マジか?!( ̄д ̄)」という感想が先に浮かびました(笑)
もう十分生きましたよ。

527ページと長めのお話しですが、一気に読めてしまいます。
posted by みづき at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

マリアビートル

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角川書店より¥802で発売中

<あらすじ>
物騒な奴らが再びやってきた! ノンストップエンターテインメント

酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。

角川書店HPより引用)


「グラスホッパー」に続く殺し屋のお話しだそうですが、すでに「グラスホッパー」の内容を覚えていません。

もともと記憶力が悪いので、特に印象がないと忘れてしまします。

けど、「グラスホッパー」を知らなくても問題なく読めます。

偶然なのか必然なのか同じ新幹線に乗り合わせた殺し屋たち。
「こんな新幹線は嫌だ〜」と鉄拳もいいそうなくらいの勢いです。

閉じ込められたはずの車内で起こる殺人。
誰が敵なのかすらわからずに疑心暗鬼になる状況。

次々と変わる場面についていくのが必死です。

トーマス好きの殺し屋とか、なかなか面白い設定もあるのですが、どうも王子が好きにはなれなかったです。
出番は少なかったけど、木村母も好きです(笑)

絶賛してる方が多い中、そこまで楽しめなかったのは残念です。
posted by みづき at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月09日

マスカレード・ホテル

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集英社より¥820で発売中

<あらすじ>
都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場としてあるホテルが浮上、ターゲットも容疑者も不明のまま、警察は潜入捜査を決定する。東野圭吾の最高に華麗な長編ミステリ! 新シリーズ、スタート。
集英社HPより引用)


これだけではあらすじがわかりにくいので、裏表紙を転記しておくと・・・。
都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。
とあります。

ちょっと無理やりのある設定かなと思いつつも、のめりこみました。
刑事が潜入捜査で、実際の接客までさせられるなんて、ちょっと非現実的ですよね。

けど、そこは東野さん。
事件の真相も気になるし、尚美のホテルマンとしての振る舞いにも感心させられるしで、読む手が止まりませんでした。

確かに超がつくほどの一流ホテルは接客は全然違いますよね。
それ以外のホテルは、全部一緒。
今度は奮発していいホテル泊まってみようかなぁと思ったり(笑)

尚美の接客は、サービス業の鏡ですよね。
ホテルマンも刑事並みの洞察力を持っていて、瞬時に目の前のお客様のために最良の判断を下す。
人が好きでないとこなせない仕事かもしれません。

尚美と新田のコンビも最初は衝突しあいつつも、お互いの仕事を尊敬しあい、理解していくさまは見ていて気持ちよかったです。
変に恋愛に走らなかったのもよかったです。

いろんなところに伏線が張られていて、それが最後に一気につながるのはお見事。

肝心の事件は思わぬ真相でしたが、引っかかっていた部分ではあったんですよね。
それが真相につながり、納得。
ただ、動機も事情も理解するけど、ここまで手の込んだ事件を起こさなくても・・・なんて言ったら、元も子もないね。
posted by みづき at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月01日

Another(下)

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角川書店より¥720で発売中

<あらすじ>
不思議な美少女・見崎鳴とともに謎を追う恒一。だが核心に迫れないまま“現象”は続いてゆく。そして夏休み、運命のクラス合宿で彼らを待ち受ける真実とは!? ゼロ年代の幕引きを飾った本格ホラー、驚愕の完結編。
角川書店HPより引用)


完結の下巻です。

ラストの真相が明かされてからの展開は、続きを読みたい一心でページをめくっていました。
まさか・・・というラストでした。
全く疑っていなかったので。

ただ、気にはなっていた存在ではありましたが、見抜けなかったですね。
アニメではどのように描かれているのでしょう?

ただ、冷静になって考えてみると、呪いを断ち切ったわけではないですよね。
今年の災厄が終わっただけであって、来年はまた繰り返されるかもしれないと思うと、すっきりしないです。

ただ、こんなクラスはいやだ。(←鉄拳のネタでありそうですね。)
自分が三年三組のクラスメイトになって、不可思議な現象を教えられて、納得できる自信がありません。
絶対町から逃げ出します(笑)

似たような小説を読んだことあるなぁと考えていたら、「冷たい校舎の時は止まる」に似ていますね。
posted by みづき at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月22日

Another(上)

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角川書店より¥720で発売中

<あらすじ>
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が悲惨な死を遂げた!
この“世界”ではいったい何が起きているのか!?いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった超本格ホラー。
(裏表紙より引用)


「殺人鬼」を思い起こす綾辻作品です。

学園ホラーというか独特な世界観が広がっています。

設定としてはあり得ないとは思いつつも先が気になります。
クラスに隠された秘密をやたら引っ張られてだれ気味でしたが、ようやく最後に明かされます。

「ふ〜ん」

としか言えないです(笑)
この後、どうなっていくのか下巻を読んでみます。

全体的には中高生向きかな?
posted by みづき at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月16日

図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)

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角川書店より¥720で発売中

<あらすじ>
2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。
角川書店HPより引用)


映画化もされていますが、観れていません。
というか、途中で挫折しました。

独特なルールが存在する世界でのお話しなので、最初は理解するのに時間がかかりました。
やはり、先に本を読んだ方が分かりやすいかも。

でも、キャストは頭に入っていたので、読んでいるときは完ぺきに頭の中は岡田君と榮倉奈々ちゃんでした
これもナイスキャスティングですね。

登場人物のキャラクターもそれぞれに面白いです。

かなりエンターテイメント性の高い内容です。

郁の暴走っぷりや図書隊の活躍もいいのですが、やはり堂上教官とのやりとりが好きです
読んでいてこっちまで恥ずかしくなるくらい初々しい二人。

自由に本が読めるということに感謝しながら、続編も読みます

作品中のような世の中になりませんように。
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2016年04月10日

カラフル

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文芸春秋より¥550で発売中

<あらすじ>
不朽の名作が、ついに文庫化!

生前の罪で輪廻サイクルから外されたぼく。だが天使業界の抽選に当たり、自殺を図った少年の体へホームステイ。新生活が始まった

「おめでとうございます、抽選に当たりました!」生前の罪により、輪廻のサイクルから外されていた僕の魂は、天使業界の抽選によって再挑戦のチャンスを得た。それは、自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならない修行だった。天使のガイドのもと、真として過ごすうちに、僕は家族や友人の欠点が見えてくるようになって……。深刻なテーマを、森さんならではのユーモアで包み、あたたかくホロリとさせる不朽の名作、ついに文庫で登場です。

文芸春秋HPより引用)


初めての森作品です。

249ページとても読みやすかったです。
主人公と同じ世代の子供達でも十分読める内容です。
むしろ、その世代に向けて書かれているのかも。
ぜひ、中学生に読んでほしい作品です。

他の角度からも物事を捉えることでまた違って見えてくる景色もあります。
一人で悩まないでというメッセージが強く伝わってきます。
「カラフル」っていうタイトルもいいですね。

映画化もされているそうです。
お母さん役が解説も書かれている阿川佐和子さんだそうです。
適役ですね。
観てみたいです。
posted by みづき at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする