2015年09月21日

夏の庭 −The Friends−

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新潮社より¥464で発売中

<あらすじ>
死んだ人って見たことある? 怖いけど見たい。知りたいことは知りたいんだ!

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

新潮社HPより引用)


初めて読む作家さんです。
いろんな方が薦めていらっしゃったので読んでみました。
そうじゃなければ、こんなあらすじの本を手に取ることなんてなかったかも・・・。

自分が小学生の時に死について興味を持っていた記憶がありません。
小5の時に祖父を亡くしたせいもあるかもしれません。

お話しは、小学生3人と孤独な老人との交流です。
209ページととても読みやすいです。

お互いがいい刺激となって、成長していくさまが描かれています。
先の読める展開ではありますが、読後感はすがすがしい気持ちになれます。
posted by みづき at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月17日

幽霊人命救助隊

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文芸春秋より¥853で発売中

<あらすじ>
僕たちが助けにいきます

浮かばれない4人の霊に、49日以内に自殺しようとする100人を救えとの神の命令が下る。笑いあり涙あり、怒涛の救助大作戦始動

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化! 解説・養老孟司

文芸春秋HPより引用)


高野作品は「13階段」以来です。
最初に13階段を読んだせいか、作品全体のイメージとして重苦しい雰囲気がありそうだと思っていました。

こちらはのいテーマは「自殺」なので、確かに重いです。
けど、レスキュー隊の4人のキャラや掛け合いが面白くて相殺されていてちょうどいい感じ。
読みやすかったです。

でも、中身はかなりしっかりめ。
いろんな悩みを人知れずに抱えて、死ぬことで解放されようとしている人々。
100人100様の悩みがあり、それぞれの社会問題まで掘り起こされていて、勉強になりました。

この世の中は生きづらいですね。
読んでいて理不尽に思うことも多々ありました。
無責任な人が楽に生き、まじめな人が生に悩む。

辛いことがあってもこれを読めば肩の荷が下りるかもしれません。
生きることに価値があるんだと思えます。

『未来が定まってない以上、すべての絶望は勘違いである』

他にも結構ぐっとくる名言がありました。
どんなに辛くても死ぬこと以上に辛いことなんてないんだなと希望が持てるようになります。
posted by みづき at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月04日

錦繍

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新潮社より¥529で発売中

<あらすじ>
会って話したのでは伝えようもない心の傷。14通の手紙が、それを書き尽くした。

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。

新潮社HPより引用)


大人な恋愛です。
すべて二人の手紙のやりとりだけで構成されています。

突然始まるので、誰がどういう関係かもわからないままですが、だんだん読み進めて行くうちに2人がかつて夫婦であり、愛し合いながらも別れを選んだという過去が分かってきます。
お互いが今なお恋愛感情とは違う愛情をもち続けているのが節々に感じられます。

今の時代、なかなか手紙を書く機会もなくなったので、新鮮な気持ちで読めました。
改めて手紙っていいなって思えました

過去を振り返り、それぞれの未来へ力強く踏み出そうとしていく2人が印象的でした
posted by みづき at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月30日

涙(下)

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新潮社より¥724で発売中

<あらすじ>
台風が襲う宮古島で知った、余りにも悲しい真実……。映画評論家おすぎさん絶賛!! 一途な愛ゆえに悲劇は起きた。涙と感動の最終章!

川崎、熱海、焼津、田川……わずかな手がかりをもとに、萄子は必死に婚約者の跡を追った。やがて捜査から、ある男が重要人物として浮上するが、勝が逃亡する理由は不明のまま。勝への思いが消え入りそうな萄子だったが、当時米領の沖縄・宮古島に彼がいる可能性を大阪で知る。島でわかった慟哭の真実とは? 1960年代の出来事・風俗をちりばめ、男女の一途な愛を描いた傑作ミステリー!

新潮社HPより引用)


下巻も一気に読みました本

万事休すと思ったときに入り込むあらたな手がかり。
そして、徐々に明らかになる真相。
すべてが息をのむ展開でした。

特にラストの台風の中でのシーン。
まるで自分もその場にいるような臨場感を味わい、息苦しくさえなりました。

萄子の濃い旅もようやく終止符を打つことができました。
長い旅でした。
本当に萄子は強い人だなぁと感心させられました。

確かに自分も同じ状況に置かれたら、納得するまで行動するかもしれませんが、真実にたどりつける自信はありません。

なんだか実在する人の波乱万丈な人生を見せられた感じです。

婚約者でも親子でも、その人のことなんて誰も100%理解できていないんですね。
それでも縁という人と人とのつながりの不思議な力もこの作品では感じられました。

女性向きの作品だと思います。
「涙」というタイトルですが、不思議と涙は出てこなかったです。
胸を締め付けられることは何度かありましたけど・・・。
posted by みづき at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月24日

涙(上)

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新潮社より¥637で発売中

<あらすじ>
東京五輪直前、結婚間近の刑事が殺人事件にかかわり失踪した。映画評論家おすぎさん絶賛!! 1960年代を舞台に男女が織りなす純愛ミステリー。

「ごめん。もう、会えない」。東京オリンピック開会式の前日、婚約者で刑事の奥田勝から、電話でそう告げられた萄子は愕然とする。まもなく、奥田の先輩刑事の娘が惨殺され、奥田が失踪していたことも判明。挙式直前の萄子はどん底に突き落とされた。いったい婚約者の失踪と事件がどう関わっているのか。間違いであって欲しい……。真実を知るため、萄子はひとりで彼の行方を追った。

新潮社HPより引用)


この時代には生まれていないので、当然知るわけもないのですが、なぜか心にすーっと入ってきました。
テレビなどで昔の映像を見ることがあったせいでしょうか?
それでも、どこか懐かしさを感じます。

知らない時代なのに違和感なく読み進めることができました。

お嬢様育ちの萄子ですが、行動力が半端ないexclamation
愛した勝を信じ、真実を知りたい一心で、一人で捜索に当たります。
健気な萄子が愛おしく感じられる反面、その執念深さが恐ろしかったり。

携帯もインターネットもない時代。
今なら簡単にできることなのに・・・と考えると、半世紀での時代の進歩を感じます。

もはや私まで萄子が乗り移ったかのよう。
先の展開が気になります。
posted by みづき at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月18日

嗤う伊右衛門

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中央公論新社より¥596で発売中

<あらすじ>
生まれてこのかた笑ったこともない生真面目な浪人、伊右衛門。疱瘡を病み顔崩れても凛として正しき女、岩――四谷怪談は今、極限の愛の物語へと昇華する!
中央公論新社HPより引用)


四谷怪談を元にしたお話しだそうですが、元のお話しを知りませんあせあせ(飛び散る汗)
時代物も苦手であまり読まないんですよねたらーっ(汗)

お岩さんくらいは聞いたことありますけど、聞いた内容とは違ってました。
私の記憶違いでしょうか・・・。

でも、「嗤う伊右衛門」って聞いたことあるんだよなぁと思ってたら、映画化されてました。
唐沢さんと小雪さんで映画化されたんでしたね。
そうでした。
観てないけどあせあせ(飛び散る汗)

怪談というからホラー要素が強いのかと思いきや、そうでもありません。
各章ごとに主人公が変わっていきますが、すべてお話しはつながっています。

伊右衛門が切ない・・・。
それに尽きます。
ホラーでもあり、恋愛小説でもあり。
こんな気持ちにさせられるなんて読む前は思ってもみませんでした。
来世では幸せになってほしいです。

化け物よりも恐ろしいものは人の心かも知れませんね。
posted by みづき at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月15日

ライオンハート

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新潮社より¥724で発売中

<あらすじ>
覚えていてね、わたしのことを……。時空を越えて二人は出会う。結ばれることはないけれど。

いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ……。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合って――。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。

新潮社HPより引用)


久しぶりの恩田作品ですぴかぴか(新しい)
ラブストーリーも久しぶりかもexclamation&question

あらすじ読んでも「?」でしたが、本編読んでも「?」のままでした。
私には合わなかったのかも。

章ごとに時代や国も違っているので、頭もフル回転。
すべてのお話しが繋がっていないようで繋がっています。

不思議な世界観。
腑に落ちるような落ちないような・・・。

最後はそう来たかexclamationという結末でした。
いや、想定内なんでしょうけど、いろいろと考えすぎた私には意外な結末であせあせ(飛び散る汗)

これをまさに運命と言うんでしょうね。
posted by みづき at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月28日

風が強く吹いている

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新潮社より¥907で発売中

<あらすじ>
箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
新潮社HPより引用)


今年1番の作品ですぴかぴか(新しい)
いや、近年でも1番かもexclamation&question

こんなに続きを読むのが待ち遠しく、でも終わってほしくない気持ちとがないまぜになって読み進めました。
それくらい楽しめた1冊でしたるんるん

箱根駅伝がテーマになっています。
弱小陸上部が仲間とともに箱根駅伝を目指して成長する姿が描かれています。

偶然にもここ数年、箱根駅伝の面白さを知りました(笑)
来年のお正月はテレビに食いついて見てることでしょうわーい(嬉しい顔)

こんなにもドラマが詰まっているなんて。
感動が止まらず、読後もすがすがしい気持ちでいっぱいでした。

いや〜、駅伝っていいですね。
だいぶ影響されましたわーい(嬉しい顔)

キャラクターもみんな個性的です。
クスっと笑えるやり取りもあって、面白かったです。

私は長距離は苦手で5キロ以上走った記憶がないので駅伝なんて想像つかないのですが、描写がリアルでまるで自分も仲間になって一緒に走っている感覚になりました。

映画化されているのは知っていましたが、観てないですあせあせ(飛び散る汗)
なんかこの感動が薄れそうでためらうのですが、機会があれば見よっかな?

箱根駅伝見る前にもう1回読み返さなくてはわーい(嬉しい顔)
posted by みづき at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月05日

ゆれる

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文芸春秋より¥575で発売中

<あらすじ>
脚本・監督作『ゆれる』『ディア・ドクター』が高い評価を受け、執筆活動でも『きのうの神さま』が直木賞候補になるなど、常にその創作活動が注目されている西川美和さんの小説処女作です。田舎を嫌って都会に出た奔放な弟・猛と、田舎に残り実家を継いだ実直な兄。対照的な二人の関係が、幼馴染みの女性の死をきっかけに、大きく揺らぎはじめる……。本作は、同名映画の小説化(ノベライズ)という位置づけになりますが、登場人物ひとりひとりの視点から描かれた心象風景は、文学作品として非常に高い完成度を誇り、第二十回三島由紀夫賞候補にもなっています。
文芸春秋HPより引用)


同名映画の小説化です。
ノベライズって好きじゃないんですが、これは小説としても成り立つほどしっかりとした構成になっています。

映画は知っていますが、見てはいないですあせあせ(飛び散る汗)

231ページと読みやすいです。
各章ごとに視点が変わっていき、それぞれの人物から見た語りで物語は進んでいきます。

兄弟や家族について考えさせられます。

小説を読んだら映画が観たくなりました。
やっぱり、微妙な心境の変化は実写で感じた方がいいかもるんるん
posted by みづき at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月25日

私が殺した少女

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ハヤカワ書房より¥799で発売中

第102回直木賞受賞

<あらすじ>
まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵の沢崎は依頼人からの電話を受け、目白の邸宅へと愛車を走らせた。だが、そこで彼は自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る……緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで読書界を瞠目させた直木賞受賞作。
ハヤカワ書房HPより引用)


直木賞受賞作です。
今、知りました(笑)

原リョウさんも初めて読んだ作家さんです。

中身はハードボイルド。
あまり得意ではないのですが、マイペースに読み進めていると最後の最後に畳みかける展開に。
まさかの真相でした。
そこは思わなかったですね。

タイトルからは少し想像しにくい内容かも。
でも、タイトルですでに殺したって言っちゃってますね。

哀愁漂う主人公の沢崎もいい味出してます。
posted by みづき at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月01日

レヴォリューション No.3

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角川書店より¥555で発売中

<あらすじ>
オチコボレ高校に通う「僕たち」は、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ、強面のヤツらまでもががっちりガードする、お嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。
角川書店HPより引用)


映画化された「フライ、ダディ、フライ」の同シリーズで、こちらが第1弾になります。
映画は観ていないんですけどねあせあせ(飛び散る汗)

金城作品といえば、「Go」だと思うのですが、先にこちらを読みました。
「Go」も読むつもりです。

こちらは冴えない男子高校生の青春モノです。
連作短編集といった感じで、エピソードが3つおさめられています。
高校三年生の文化祭、卒業旅行、夏休みのお話しの順なので、当初は連作の予定はなかったのでしょうか?

それにしてもくだらなくて笑えますわーい(嬉しい顔)

281ページととても読みやすいです。
青春小説なので、すがすがしいですぴかぴか(新しい)

勉強のできない落ちこぼれでも、仲間と好奇心と努力で世界は変えられるんですねるんるん
熱い青春を味あわせてもらいました。
posted by みづき at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月26日

千里眼 完全版

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角川書店より¥679で発売中

<あらすじ>
レジェンドはここから始まった。戦うカウンセラー岬美由紀の活躍の原点を描く『千里眼』が大幅な修正加筆を得て生まれ変わった! 究極のエディションがついに角川文庫に初登場。旧シリーズの完全版を手に入れろ!
角川書店HPより引用)


これだけではあらすじが伝わりませんねあせあせ(飛び散る汗)

裏表紙には「暴走半島の先にそびえる巨大な観音像を参拝に訪れた少女。突然倒れたその子のポケットから転げ落ちたのは、度重なるテロ行為で日本を震撼させていたあるカルト教団の教典だった……。すべてはここから始まった! 元航空自衛隊の戦闘機パイロットにして、現在戦う臨床心理士岬美由紀の活躍を描く、千里眼かシリーズの原点が、大幅な改稿で生まれ変わり、クラシックシリーズとして刊行開始! 待望の完全版!」とあります。

千里眼シリーズという名前は聞いたことあっても、その詳細は読むまで知りませんでした。

登場人物すら知らずに読み始めたので、終始気になることが・・・。
でも最後に納得。
そういうことだったんですね。

スケールの大きな話でした。
できれば、もっとカルト教団のテロのお話しを冒頭に盛り込んでくれればよかった気がします。
いきなり事件発生といった感じで、よく分からないまま巻き込まれていったので。

それでも先の読めないハードボイルド要素もあってドキドキでした。

443ページもあるのですが、描かれているのは事件が起こってか2〜3日のお話なんですよね。
濃すぎです。

飛行機のシーンなど、ハリウッドが映画化してもおかしくないほどのスケールですわーい(嬉しい顔)

ここからシリーズが始まったのですが、続編を読んでいくかは考えますたらーっ(汗)

だって、このシリーズ35作品ぐらいあるんですよねexclamation&question

体力が持ちそうにありませんわーい(嬉しい顔)
posted by みづき at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月14日

肩ごしの恋人

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集英社より¥648で発売中

第126回直木賞受賞

<あらすじ>
等身大の女性を描く、第126回直木賞受賞作。
女であることを最大の武器に生きる「るり子」と、恋にのめりこむことが怖い「萌」。対照的なふたりの生き方を通して模索する女の幸せ探し、新しい家族のあり方を描く。(解説・江國香織)

集英社HPより引用)


初めての唯川作品ですぴかぴか(新しい)
女性の恋愛小説が多いイメージがあったので、敬遠していましたあせあせ(飛び散る汗)

こちらも二人の対照的な女性の恋も絡んだお話しです。
が、とても面白かったexclamation

サクサク読めました。

続編も読みたいくらいです。
続編ないけど。

私は萌ちゃんタイプ。
いつの間にか二人の年齢を越えてしまっていましたが、それでもかなり共感はできました。

るり子タイプは私の周りにはいないけど、何となくわかります。
時々、こういう人いますよね。

確かドラマ化されてたよなぁと思って、ウィキってみましたら、2007年の夏にドラマ化されていました。
残念ながら見てませんでした。
2007年だったら、見てても共感できる部分は少なかったかもあせあせ(飛び散る汗)

私の中でるり子は絶対に米倉涼子のイメージで読み進めてたのですが、キャストに米倉涼子の名前を見つけて、ほらねexclamationと思ったいたら・・・。
萌役でしたがく〜(落胆した顔)

違〜うexclamation

あんなに外見に自信を持って女を売り物にしているるり子なんだから、米倉涼子でしょexclamation
ドラマが観たくなりました。

ちなみに、るり子役は高岡早紀だったようです。

けど、私るり子が嫌いなわけではありません。
内面を知って、むしろ好きになりましたわーい(嬉しい顔)

自分に正直に生きているるり子がうらやましくもあります。

読み終えたあともすっきりした気分になれました。
最後の終わり方は意外でしたけど。

るり子に鼓舞された気がします。
女に生まれた以上、手を抜くなよ。みたいな。
るり子みたいに完璧にはできないけど、少しでもぐうたらな生活を抜け出そうと思いますわーい(嬉しい顔)
posted by みづき at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月06日

後宮小説

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新潮社より¥594で発売中

第1回ファンタジーノベル大賞受賞

<あらすじ>
時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに……。さて、銀河の運命やいかに。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。
新潮社HPより引用)


フランスの次は中国です(笑)
何とも不思議なお話しでした。
中国が舞台というわけではありません。
架空の国の大奥のお話です。

架空の設定なので、最初は世界観がよく理解できなかったですあせあせ(飛び散る汗)
地図など添えてもらえるとよかったかなと思います。

架空の歴史書を元に語り手目線で描かれています。

出てくる人物がどれも個性的です。
やっぱり主人公の銀河ちゃんが可愛いですね黒ハート

今改めてあらすじを読むと、この時点で銀河ちゃんが正妃に選ばれることもネタバレしっちゃってるんですね。
あらすじも読まずに読み始めたので、いちいち驚いてました(笑)

アニメ化もされたようなのですが、かなり性的なお話も出てくるので、どのように描かれているのか興味ありますわーい(嬉しい顔)
posted by みづき at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月08日

王妃の離婚

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集英社より¥745にて発売中

第121回直木賞受賞

<あらすじ>
1498年フランス。国王が王妃に対して離婚裁判を起こした。田舎弁護士フランソワは、その不正な裁判に義憤にかられ、孤立無援の王妃の弁護を引き受ける……。
集英社HPより引用)


舞台はおフランスぴかぴか(新しい)
海外ものは苦手なもので、読むのに時間がかかりました。

独特な節というか世界なので、なかなか入り込めませんでしたあせあせ(飛び散る汗)

でもね、要は法廷ものなんですよわーい(嬉しい顔)

正義のヒーロー、フランシスの登場で、裁判は面白さを増しますexclamation

駆け引きとかは、やはり面白いです。

単なる離婚裁判ではなく、政治的な要因も複雑に絡んできます。

いつの時代も男女の愛憎劇は変わらないものですねわーい(嬉しい顔)
posted by みづき at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月12日

連続殺人鬼カエル男

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宝島社より¥648で発売中

<あらすじ>
『さよならドビュッシー』の著者が描く戦慄のサイコ・サスペンス!

無差別殺人、狂的妄想、暴力衝動。
重層する悪意はメビウスの輪、すべては解剖台に戻っていく。
カエルの解剖台に――。     ……………作家 島田荘司

『このミス』大賞史上初!最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい!」という声が続出した話題作。『このミス』ファン待望の作品が、満を持して登場!
マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。

宝島社HPより引用)


興味があったので、探しまくりました。
いつも行く書店にはどれだけ探してもなかったので、ネットで取り寄せてやっと読めました本

「さよならドビュッシー」と同じ作者です。
作者のことは全く知らないのですが、やはり音楽に造詣が深い方なんでしょうね。

ドビュッシーはまさに音楽がテーマになっていましたが、こちらも少しだけ出てきます。
保護司のさゆりがピアノ教室をやっていて、さゆりの奏でるピアノがこれまた聞いてみたくなっちゃいました。
猟奇殺人のお話しの中の、つかの間の癒しですぴかぴか(新しい)

カエル男なんてタイトルですが、やってることは名前と違って可愛くありません。
猟奇殺人です。

こちら、最後まで気を抜いてはいけません。
二転三転する真実についていくのがやっとです。

そして、あの終わり方。

お話しはむごいけど、最後に少しはスカッとなれました。
posted by みづき at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月29日

バトル・ロワイアル 下

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幻冬舎より¥648で発売中

<あらすじ>
“死のゲーム”の開始後十八時間、混乱のうちに既にクラスメイトの半数が死亡していた。秋也は中川典子、転校生の川田章吾とともに政府への逆襲を誓うが、その前に殺人マシンと化した桐山和雄が立ちはだかる。生死の狭間で彼らそれぞれが守ったのは、意志か、誇りか、約束か。中高生を中心に熱狂的な支持を得た新世代青春小説の金字塔!
幻冬舎HPより引用)


長編でしたが、引き込まれて、アッという間に読めてしまいました本

映画で話題を集めたものの、原作のほうが面白いですね。

正直、これがデビュー作なので文章力などは完ぺきとは言えないのですがあせあせ(飛び散る汗)

これ以外の作品を知らないのですが・・・。
これだけの世界観を描ききったのですから、ほかの作品も気になります。

きちんとクラスメイト全員のキャラを設定し、最後までひとりひとり丁寧に描かれていました。
純粋に人を信じられるほど幼くもないし、かといって一人で戦いきれるほど大人でもない。
極限状態の中での心理戦など、ドキドキして息をつく暇もありません。

ネタバレしちゃうので言えないのが残念です。

読んでいる最中は人を信じられなくなるので要注意です(笑)

もう1度映画も見たくなりました。
posted by みづき at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月19日

バトル・ロワイヤル 上

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幻冬舎より¥648で発売中

<あらすじ>
西暦一九九七年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。城岩中学三年B組の七原秋也ら四十二人は、修学旅行バスごと無人の島へと拉致され、政府主催の殺人実験を強制される。生還できるのはたった一人。そのためにはただクラスメイト全員を殺害するのみ??。現代日本を震撼させたジェットコースターデスゲーム・ノヴェル、ついに文庫化!
幻冬舎HPより引用)


映画が話題になり、先にそちらを観ました。
10年以上も前の話なので、ラストの展開までは覚えていないので、改めてストーリーを楽しめましたるんるん

映画より原作はグロいですねあせあせ(飛び散る汗)

でも、生徒一人一人の描写がしっかりしていて、感情移入できます。

中学三年生という設定が絶妙ですね。
大人でもなく子供でもない成長途中の年頃。
友情、恋愛も絡み合って、駆け引きが面白いexclamation

生徒たちがどうやって金八達を負かしてくれるのか、下巻が楽しみでするんるん
posted by みづき at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月06日

黒い家

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角川書店より¥734で発売中

<あらすじ>
顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。
角川書店HPより引用)


貴志作品が続いております。

こちらはずいぶん前に映画化もされました。
というより、この作品自体が1997年発行です。
映画化のときに話題となっていて、知りました。

貴志さんって、元生命保険会社勤めだったんですね目
初めて知りました。
今回の作品の主人公も生命保険会社社員なので、内情がとてもリアルに描かれています。

保険金殺人のお話。
保険金殺人ってこういう風に暴かれていくんでしょうかね。

あらすじで保険金殺人と疑わしき案件を主人公が独自に調査していくということはわかっていたので、その真相が知りたくてどんどん読み進めていけました。

ホラーに分類されていますが、そういう怖さではないです。
確実に獲物を狙う爬虫類の様。
姿は見えないけれど、気付いた時には目の前にいて身動きが取れなくなっている状態。
スナイパーのようです。

終盤の直接対決のシーンは戦慄ものですがく〜(落胆した顔)
これを読むと一人で残業できなくなりますねあせあせ(飛び散る汗)
posted by みづき at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月29日

クリムゾンの迷宮

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角川書店より¥734で発売中

<あらすじ>
藤木芳彦は、ある日、全く見覚えのない場所で目を覚ました。うっすらと霞む視界に映ったのは、雨に濡れ、一面鮮やかな深紅色に染まった異様な世界。奇岩に囲まれた峽谷だ。記憶喪失か、それとも……。
角川書店HPより引用)


「青の炎」の流れからの貴志作品です。

突飛な設定ですが、ぐんぐん引き込まれていきました。

自分が主人公になったかのよう。
突然異郷の地に連れてこられ、何が何だかわからない状況から否応なく始まるサバイバルゲーム。
緊張感半端ないです。

RPGゲームのような進み方ですが、中身はゲームどころじゃないです。
生きるか死ぬか。

読んでて興味深かったのが、人格のお話。
環境が人を変えていくことの恐ろしさを学びました。
たとえこのようなゲームでなくても、極限状態の中に身を置けば人は変わってしまうんでしょうね。
そう思うと平凡で退屈な毎日がいとおしくなりました(笑)

私はたぶんサバイバル能力はないと思うので、生き延びれないでしょうね。

スピード感もあるし、最後まで一気に読めます。
貴志作品の中ではあまり聞かないタイトルですが、秀逸だと思います。
posted by みづき at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする