2014年08月25日

時計館の殺人<新装改訂版>(上)

9784062772945_l[1].jpg

講談社より¥730で発売中

<あらすじ>
「針のない時計塔」は何を語る? 百八個の時計が恐怖を刻むシリーズ代表作!
講談社HPより引用)


これだけではストーリーがわかりづらいですねあせあせ(飛び散る汗)

背表紙には「鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班″の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!不朽の名作、満を持しての新装改訂版。」とあります。

「十角館の殺人」に次ぐ館シリーズです。

シリーズ2作目ということではないですが、やはりせめて十角館は読んでからのほうがいいですねるんるん

365ページですが、さくさくと読めてしまいます。

上巻は時計館に閉じ込められて、どんどんと殺人が行われていきます。
絶妙に情報量を小出しで与えられるのですが、この中にヒントが隠されているのだろうなぁとは思いつつも全く犯人像を絞ることさえできていません。

登場人物は決して多くないのに、ハイペースでの殺人事件。
どんどん容疑者は少なくなっていくのにわかりません。
誰もが怪しい・・・。

旧館と新館で繰り広げられるあまりにも違いすぎる時間の流れ。

結末が楽しみで仕方ないです。
posted by みづき at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月09日

奇想、天を動かす

9784334716622.jpg

光文社より¥720で発売中

<あらすじ>
主婦を刺殺し逮捕された浮浪者の老人は、なぜか完全黙秘。吉敷は捜査の結果、巨大な犯罪の構図を突きとめた―。壮大なトリックを駆使した傑作。(解説・司 凍季)
光文社HPより引用)


吉敷竹史シリーズJとなってますが、吉敷さんはお初にお目にかかります。
初めまして、こんにちは。

このあらすじだと、たいして面白みが伝わりませんね。
ってか、主婦じゃないし。

裏表紙には・・・
「浅草で老人が、消費税十二円を請求されたことに腹を立て、女性店主をナイフで刺殺した。だが老人は氏名すら名乗らずに完全黙秘を続けている。この裏には何かがある!?警視庁捜査一課の吉敷竹史は、懸命な捜査の結果、ついに過去数十年に及ぶ巨大な犯罪の構図を突き止めた!壮大なトリックを駆使し、本格推理と社会派推理とを見事に融合させた傑作!」とあります。

若干ネタバレ感も否めないのですが・・・。

間取ったくらいにできないものでしょうか?

消費税12円とあるように、これは1989年に時発表されたもの。
消費税が施行された年です。

不思議なお話と現在の事件とを織り交ぜながら物語は進んでいきます。

構成が絶妙です。

老人が女店主を殺したことには変わりありません。
ですが、すべてを知った時、見方がガラッと変わります。

最後は電車の中で読み終えましたが、思わず泣いてしまいました。
必死にこらえましたが、無理でした。
家で一人だと号泣したことでしょう。

読後感はスカッとすることはできません。
重い鉛のようなものが心の中にあります。

ですが、私たちはこれをしっかりと受け止めなくてはいけません。
posted by みづき at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月28日

煙か土か食い物

untitled.bmp

講談社より¥596で発売中

<あらすじ>
腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろが? ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー! 故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。破格の物語世界とスピード感あふれる文体で著者が衝撃デビューを飾った第19回メフィスト賞受賞作。
講談社HPより引用)


すごいタイトルですね(笑)
作中に出てくる「人間死んだら煙か土か食い物や。」というおばあちゃんの言葉から来てます。

初の舞城作品です。
メフィスト賞受賞作品なので、相性はあまり期待せずに読み始めました。

ん〜。
バイオレンス。
スプラッターとまではいきませんが、目を覆いたくなるような描写があります。

でも、スラスラ読み進められました。
主人公の心情が面白いんですよね。
暴力的なんだけど笑えたりもします。

憎み合いながらも離れられない家族。

読後感は複雑な気持ちです。
posted by みづき at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月18日

探偵映画

untitled.bmp

文藝春秋より¥679で発売中

<あらすじ>
映画×本格ミステリ=驚天動地の結末!
映画監督の大柳登志蔵が撮影中に失踪。ラッシュも予告編も完成済みだが、結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフはどうする?

新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才の映画監督・大柳登志蔵。すでにラッシュは完成、予告編も流れているが、実はこの時点で作品の結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の「犯人」を推理しようとするが……。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。解説・大林宣彦

文藝春秋HPより引用)


「殺戮にいたる病」に次ぐ我孫子作品です。

これは至ってシンプル。
実際には殺人も起こりません。
平和です。

殺人が起こるのは映画の中。
ミステリー映画のを撮影中のクルーのお話です。

これから犯人を示す解決編を撮るという段階になって、唯一結末を知る監督が失踪し、残されたスタッフは大慌て。
公開も決定し、撮影中止にするわけにはいかず、みんなで知恵を絞りだし、結末を考えだします。

犯人もトリックも分かってないので、そこも推理していかなくてはいけません。

普通、犯人を推理する場合、みんな自分の潔白を主張するのに、こちらは映画の中なので、犯人役となり少しでも目立ちたい役者たちが我こそはと犯人になりたがります(笑)
みんな自分勝手に推理して面白いです。

結末も予想外の方向へ。
満足の行く終わり方でした。

作中、映画好きがそろうと色んな作品の批評をしあう場面がいくつか描かれています。
どれも見たことない作品なので、そのうんちくや評論を楽しめなかったのは残念ですが、思わず映画が見たくなりました。
posted by みづき at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月11日

改訂完全版 異邦の騎士

untitled.bmp

講談社より¥756で発売中

<あらすじ>
失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活にしのび寄る新たな魔の手。名探偵御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリ『異邦の騎士』に著者が精魂こめて全面加筆した改訂完全版。幾多の歳月を越えいま異邦の扉が再び開かれる。
講談社HPより引用)


20年以上も前に書かれたものですが、今でも人気作品です。
書店で売り切れてましたので、入荷を待っての購入です。

最後まで読んで、思わずこれが御手洗シリーズの1作目かと思っちゃいました。
いや、ある意味では1作目ですね。
原点です。

でも、この作品からは読まない方が楽しめます。
他の御手洗シリーズを読んでからの方がいいです。
私も「占星術殺人事件」を読み返したくなりました。

記憶を失くした男性が、まさに「自分探し」をするお話。
そして分かっていく自分の過去。
記憶がないってなんて恐ろしいことなんでしょう。

怪しいストーリーに、どんなことが起こるのか期待しながら読み進めました。
手記のところでは思わず涙が出てしまいました。

想像を上回る展開に驚き。

緊迫した展開の中に、御手洗のトリッキーな行動になごみます。
いい感じで中和されますね。

最後の最後に明かされる彼の正体。
そこでも驚きです。
posted by みづき at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月28日

頼子のために

185401-1[1].png

講談社より¥637で発売中

<あらすじ>
「頼子が死んだ」。17歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ──という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が!精緻構成が冴える野心作。
講談社HPより引用)


初めての作家さんですが、読みやすかったです。

この父親の手記のどこにひっかることがあるというのか?
すんなりと腑に落ちていた事件が、様相を変えてあんな結末が待っていたなんて。
手記を読んだだけで真相にまでたどり着くのは不可能に近いかと・・・。
すべてに疑いを持ってしまいそうです。

それくらい事件が180度様変わりしました。

何とも言えない読後感。

すべて計算されていたんですね。
すごいです。
posted by みづき at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月18日

QED 百人一首の呪

273607-1[1].png

講談社より¥822で発売中

<あらすじ>
百人一首に仕組まれた美しき謎とは!?
大人気シリーズの原点、第9回メフィスト賞受賞、待望の文庫化!

百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて……。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?

講談社HPより引用)


せっかくアップした記事が消えてしまいショック・・・。

さて、こちらシリーズものの1作目です。
百人一首をテーマにしています。

百人一首は中学時代に頑張って覚えたけど、それ以来です。
もう空で言えなくなってます。

ミステリーというより歴史ロマンと言った方がいいかも。
現代の謎も百人一首の謎も解いちゃいます。

そして登場人物が多すぎます。
特に古典の方・・・。

助手的立場の奈々ちゃんが探偵役の崇に色々と読者目線で質問をしてくれるので、歴史や古典が苦手でも大丈夫です。

真相はちょっと強引な気もしますが、うんちくいっぱいで楽しめるかと思います。

百人一首って奥が深いんですね。
暗記モノとしてではなく、もっと背景を知って覚えれば忘れることはなかったのかも知れません。

「百人一首」って上手く名付けたもんですね。
素晴らしいです。
posted by みづき at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月09日

魔神の遊戯

untitled.bmp

文藝春秋より¥884で発売中

<あらすじ>
名探偵・御手洗潔シリーズ、久しぶりの大長篇!

ネス湖畔の寒村ティモシーで、突如として発生した凄惨な連続バラバラ殺人。空にオーロラが踊り、魔神の咆哮が大地を揺るがすなか、ひきちぎられた人体の一部が、ひとつ、またひとつと発見される。犯人は旧約聖書に描かれた殺戮の魔神なのか? 名探偵・御手洗潔の推理がもたらす衝撃と感動……。ロマン溢れる本格ミステリー巨篇。

文藝春秋HPより引用)


御手洗シリーズが続いてまするんるん

今回は打って変わって舞台は海外。
御手洗の新たな一面を知りました。

でも、海外ものって苦手なんですよねあせあせ(飛び散る汗)
名前とか覚えられなくて。

まさか、こんな展開だなんて知らなかったので、読むのに苦労しました。

しかも章ごとにストーリーが異なるし、一体どうなってるのexclamation&question
余計に混乱しました。

宗教や脳科学に及ぶ分野まで話が広がり、単なるミステリーじゃなくなっています。

今回はトリックを楽しむというよりかは、壮大なお話を楽しむ物語といったところ。

なんかおかしいなぁと思っていたら、最後にどんでん返し(笑)
御手洗ファンなら、騙されることはないのかなexclamation&question
posted by みづき at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月12日

斜め屋敷の犯罪

185189-1[1].png

講談社より¥691で発売中

<あらすじ>
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が……。恐怖の連続密室殺人の謎に挑戦する名探偵・御手洗潔。本格推理名作。
講談社HPより引用)


「占星術殺人事件」で衝撃を受けたので、こちらも楽しみに読み始めました。
今回はどんなトリックであっと言わせてくれるのか期待しながらるんるん

けど、あれexclamation&question
御手洗が出てこない・・・。

と言うか、出てこないことにも途中まで気づきませんでした(笑)

ストーリーは奇抜な館で起こった密室殺人事件。
建物が斜めになっているという、想像しがたい舞台。

時折、図も挿入されていて、ヒントになるのだろうなぁと思いつつも、まったく分からない。

見取り図がないと読むのにも苦労します。

登場人物もみんな怪しい・・・。
こいつ怪しいなぁと思う人はいたけれど、なぜと聞かれると直感としかいいようがないあせあせ(飛び散る汗)

いや、でもいいところに目はつけたんですよ(笑)
気になる行動があったので。
そういう意味ではちゃんと、ヒントはちりばめられているんですよね。

気になるトリックには、やはり驚かされましたexclamation
でも、今回は違う意味で。

目を疑うようなトリックでした。

そんなことが果たして可能なのか、どうか・・・。
信じがたい。

前作を読んでからしばらく経つのですが、御手洗ってこんなぶっ飛んでましたっけexclamation&question
posted by みづき at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月19日

月光ゲーム Yの悲劇’88

untitled.bmp

東京創元社より¥799で発売中

<あらすじ>
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々を、予想だにしない事態が待ち構えていた。山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われたように出没する殺人鬼! 有栖川有栖のデビュー長編。
東京創元社HPより引用)


有栖川有栖のデビュー作ですぴかぴか(新しい)

お話の語り手も有栖川有栖です。

学生シリーズ第一弾とのことなので、シリーズ化されているようです。
シリーズ作品を読もうかはまだ決めてないですけどあせあせ(飛び散る汗)

お話は、とってもオーソドックスな閉じ込められた環境で起こる連続殺人事件。
初めて出会ったグループ同士で果たしてこの中の誰が犯人でどうやって犯行が行われたのかというスリルを純粋に楽しめます。

色々と深読みしてしまったのですが、意外とあっさりと事件は終結を迎えました。
ネタバレしてしまうそうなので、これ以上は言えませんが上手く物事が運びすぎている印象を受けました。

推理モノとしてというより青春モノとしての方が楽しめました。
相反するモノが混在していて変な感じですがバッド(下向き矢印)
posted by みづき at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月05日

おちくぼ姫

untitled.bmp

角川書店より¥473で発売中

<あらすじ>
貴族のお姫さまなのに意地悪い継母に育てられ、召使い同然、粗末な身なりで一日中縫い物をさせられている、おちくぼ姫と青年貴公子のラブ・ストーリー。千年も昔の日本で書かれた、王朝版シンデレラ物語。
角川書店HPより引用)


作者不詳のこの物語を現代風に解説を交えながら、とても分かりやすくアレンジしてくれています。

教科書で習ったっけexclamation&questionというくらいで記憶も定かではないし、中身も知りませんでした。

まさに日本版シンデレラぴかぴか(新しい)

それだけで、話の内容やオチも分かったようなものですが、読んでいて小気味いいし、飽きずに次の展開がとても楽しみでした。
誰もが憧れるお話でしょう。

時代は平安時代を思わせる設定なのに、言葉は現代風。
違和感は全く感じられません。

読後はスカッとした気分になれます。
posted by みづき at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月25日

闇色のソプラノ

untitled.bmp

文藝春秋より¥700で発売中

<あらすじ>
夭折した童謡詩人・樹来たか子の「秋ノ聲」に書かれた〈しゃぼろん、しゃぼろん〉という不思議な擬音の正体は? たか子の詩に魅せられた女子大生、郷土史家、刑事、末期癌に冒された男、医師、そしてたか子の遺児・静弥が神無き地・遠誉野に集まり、戦慄の事件が幕を開ける。驚愕の長篇本格ミステリー。
文藝春秋HPより引用)


初めて読む作家さんです。

金子みすずがモチーフになっているということは解説を読んで知りました。
山口の出身であることは知っていましたが、こういう複雑な経歴を持っていたんですね。

舞台は遠誉野という東京にある架空の街。
不思議な由来のある街であるという説明もありますが、設定が遠誉野である意味があったのか分かりません。
山口とのつながりがあるようにも思えません。

内容は伏線がちりばめられていて、それぞれが線でつながっていく様子は気持ちいいほど。
飽きることはなかったです。
最後の最後までその展開には驚かされました。

ただ、読んでいる側であの真相にたどり着くのは難しいように思います。
posted by みづき at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月16日

さよならドビュッシー

70799201_20101221184811[1].jpg

第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞

宝島社より¥590で発売中

<あらすじ>
ドビュッシー「月の光」の美しい旋律が少女の人生を突き動かす、音楽ミステリー

祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞・大賞受賞作。

宝島社HPより引用)


映画は既に鑑賞済みです。
なので、展開は分かっていました。

映画とは異なる設定もいくつかありました。

これは、順番を間違えましたねあせあせ(飛び散る汗)
先に原作を読んでから映画を観るべきですexclamation

なんてったって音楽についての表現が豊かで、読み終わると絶対に演奏を聴きたくなります。
クラシックは詳しくなくて、ドビュッシーも分からないほどなのですが、魅力いっぱいに描かれています。

映画で演奏は聞いてるはずなんですけど、あまり印象に残ってなくて、もっと注目しておけばよかったと後悔しています。
posted by みづき at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月04日

ホワイトアウト

127021[1].jpg

第17回吉川英治文学新人賞受賞

新潮社より¥882で発売中

<あらすじ>
厳寒期の巨大ダムが占拠された! 冒険サスペンスの最高峰、吉川英治文学新人賞受賞。

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間! 荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失で亡くした友の婚約者を救うために――。圧倒的な描写力、緊迫感あふれるストーリー展開で話題をさらった、アクション・サスペンスの最高峰。吉川英治文学新人賞受賞。

新潮社HPより引用)


映画化もされて、話題になりましたね。
小説よりも映画の印象の方が強いですが、残念ながら観ていませんあせあせ(飛び散る汗)

読んでみて、その圧倒的受けールに驚き目
ダムの構造など、分かりにくいところは映像で観たい気もしますが、緊迫感は伝わってきます。
地図や図面が挿入されていればもっと分かりやすかったと思うのですがあせあせ(飛び散る汗)

山を愛するダム職員が、テロ組織と自然と闘う姿が描かれています。
つい手に汗握りながら応援してしまうほどです。

637ページもある大作なのですが、一気に読めてしまいます。
次の展開が気になってしょうがない。

映画の配役が気になって、ラストに行く手前でウィキってしまい、オチを知ってしまいました(笑)
最後の山場だったのに、おしいことしましたバッド(下向き矢印)

無我夢中で読み進めてほしい作品ですぴかぴか(新しい)
posted by みづき at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

青の炎

200207000234[1].jpg

角川書店より¥700で発売中

<あらすじ>
映画化決定!こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか。

秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手を秀一は自ら殺害することを決意する。

角川書店HPより引用)


前から気になっていた作品で、ようやく読めました本

ニノ主演で、映画化もされました。
その印象が強かったので、最初から私の中では秀一=ニノで完全にイメージは固められていました。
雰囲気はあっていると思います。

でも、彼女役はあややではないですねあせあせ(飛び散る汗)

切ない殺人者とありますが、その通り。
主人公は高校生で、血のつながりのないかつての父親の傍若無人な振る舞いに家族の危機を感じて、ついには殺人を決意します。

秀逸なタイトルだと思います。
まさに秀一の心理を表している言葉ですね。
メラメラと燃えたぎる赤い炎ではなく、静かにだけど決して消えることなく灯り続ける炎。

秀一の、つまりは犯罪者目線でお話は進んでいきます。

孤独で、プライドが高く、優秀な高校生。
まさにその環境が彼をそうさせた悲劇です。

負の連鎖が続きます。
犯人の心理に同情はしますが、どうにかして救えなかったのかという後悔の思いが強く残ります。

終わり方も切ない・・・。

スッキリとはならないけれど、読み応えのある作品でしたぴかぴか(新しい)
posted by みづき at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月09日

長い長い殺人

9784334749712[1].jpg

光文社より¥700で発売中

<あらすじ>
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。被害者は森元隆一。事情聴取を始めた刑事は森元の妻、法子に不審を持つ。夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが……。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布――“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が!
光文社HPより引用)


なんと、今作の語り手は財布たちexclamation

様々な性格の個性豊かな財布たちが登場しまするんるん

財布目線で事件が語られ、お話は進んでいきます。
自分から動けなかったり、話しかけることもできず、見聞きした状況だけ。

可愛くもある設定が面白いです。

でも、財布って常に持ち歩いているし、趣味や性格やお金の流れを分かっているので、その人のことを1番知っているかも。
着眼点が素晴らしいですねぴかぴか(新しい)

ぐいぐい引き込まれます。

犯人や動機が分かってからの展開は「模倣犯」と似ていて、あまり好きではないですあせあせ(飛び散る汗)
「模倣犯」も読んだけど、私には合わなかったのでバッド(下向き矢印)

犯人の財布も語りも入れてほしかったな。
何を思って一緒に行動してたんだろう。

そして、私の財布だったら何を話しだすのかな(笑)
posted by みづき at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

天地明察(下)

201202000110[1].jpg

角川書店より¥580で発売中

第7回本屋大賞受賞

<あらすじ>
改暦の総大将に選ばれた渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が幕開く。渋川春海の20年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!
角川書店HPより引用)


下巻になります。

上巻とは違い、滑り出しが快調に思われた改暦事業に色々な問題が降りかかってきます。
一気にエンターテイメント性が増してきました。

登場人物が多くて、理解するのに頭フル活用でした。

何かひとつの事業を自分の信念を曲げずにやりとおす格好よさが光っていましたぴかぴか(新しい)

もちろん春海だけではなく、周囲の助けがあったからこそ成し遂げられたことですが、その割には成果と名声が伴ってない気が・・・。

実際の暦の作成の過程も観てみたいので、映画も観るつもりです。

この前、春海は岡田くんのイメージじゃないと言いましたが、えんも宮崎あおいちゃんじゃない気がしますあせあせ(飛び散る汗)
私の中でえんはもっと勝気のある芯の強い女性の印象があるのですけど、あおいちゃんだとおとなしすぎる気が・・・。

初めてこの作者の作品を読んだんですけど、ちょっと私とは合わないかもたらーっ(汗)
それとも単に歴史小説が私にとってとっつきにくいジャンルだったせいなのかな?
posted by みづき at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月20日

天地明察(上)

201108000099[1].jpg

角川書店より¥580で発売中

第7回本屋大賞受賞

<あらすじ>
4代将軍家綱の治世、日本独自の暦を作る事業が立ち上がる。当時の暦は正確さを失いずれが生じ始めていた――。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく重厚に描く時代小説!
角川書店HPより引用)


日本の暦を作り上げる一大プロジェクトの過程を描いた歴史小説。

V6の岡田くん、宮崎あおいちゃんで映画化もされました。
でも主人公の春海は岡田くんのイメージじゃないんだけどなたらーっ(汗)

史実に基づいて描かれているのに、知らないことが多すぎました。
日本の暦を作ったのに、名前すら知らなかったしあせあせ(飛び散る汗)

歴史の教科書に載ってもいいくらいの一大行事だし、功績のはずなんですけどね。

碁打ち衆なる職業も初耳です目

暦も算学を知った上で、事細かに計算しつくされてはじき出される数字なんですね。
天文学的数字とはよく言ったものです。
文系の私には途中に出てくる問題の意味さえまったく分かりませんでしたけど。

下巻にはどんなドラマが待っているのか楽しみです。
posted by みづき at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月29日

永遠の0

276413-1[1].png

講談社より¥920で発売中

<あらすじ>
「生きて、必ず生きて帰る。妻のそばへ、娘の元へ」
涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくる――。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

「俺は絶対に特攻に志願しない。妻に生きて帰ると約束したからだ」
「真珠湾に参加するとわかっていたら、結婚はしませんでした」
「零戦はかつて無敵の戦士でしたが、今や――老兵です」
「私には妻がいます。妻のために死にたくないのです」
「私は帝国海軍の恥さらしですね」

講談社HPより引用)


まだ今年も残り2カ月以上ありますが、間違いなく今年ナンバー1ですぴかぴか(新しい)

遅ればせながら、人気作読み終わりました本

ファミレスでご飯食べながら読むこともありましたが、人目も気にせず泣きました(笑)

これがデビュー作だなんて。
他の作品も気になりますね。

特攻で亡くなったという祖父を知るため、携わった人々を訪ね歩いていく形でストーリーは展開します。

それぞれの立場によって戦争というもののとらえ方が異なり、また祖父の宮部久蔵への思いも違ってきます。
改めて戦争の怖さを感じました。

正直、私の求めていた答えとは違っていましたけど、戦争や特攻という題材を生かしながら、エンターテイメントも融合した結末には感動しました。
今ですら最後の数ページを読んだだけでまた涙があふれます。

後世へと伝えていかないといけない本だと感じました。

映画がもうすぐ公開されると聞いて、興味が湧いていまするんるん
号泣覚悟なので、1人で観に行かないといけないです(笑)

でも私のイメージでは宮部さんは岡田くんではないんですよねあせあせ(飛び散る汗)
posted by みづき at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月17日

悪夢のエレベーター

3813[1].jpg

幻冬舎より¥630で発売中

<あらすじ>
後頭部の痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターの中。浮気相手のマンションで、犯罪歴のあるヤツらと密室状態なんて、まさに悪夢。笑いと恐怖に満ちたコメディサスペンス!
幻冬舎HPより引用)


口コミを見て、前から気になってた作品です✨

小説というより舞台劇のよう。
章が変わるごとに語り手も代わり、次から次へと明かされる真実。

ちなみに舞台化も映画化もされてるようです。

ジェットコースターのようなめまぐるしい展開で一気読みになること必至です❗

天と地がひっくりかえるようなスピード感✨
驚かされる以外にも笑える個所もたくさんあって忙しいんです(笑)
感情が追いつきません。

シリーズ化されてるので他のも読んでみたいです🎵





posted by みづき at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする